Hatena::Grouplandreaall

管理日記

 | 

2009-03-07

「ぱふ」インタビューと「歌う船」と「皇国の守護者」

| 19:58


今更「ぱふ」2008年12月号のインタビューを読みました。

ぱふ 2008年 12月号 [雑誌]

ぱふ 2008年 12月号 [雑誌]

過去のインタビューとカブっているところもありますね。無理もないことですが。

あわせて読むと発見があるかもしれません。


現代劇は苦手

――ファンタジー作品を描く醍醐味、楽しみというと?

おがき ファンタジーしか描けないから何が醍醐味なのかわからないな~(笑)。

「ぱふ」のインタビューの中にあったこの発言について、「Webだよ」の方に査証となる内容がありました。

  • 現代モノの設定でオリジナル、やっぱり苦労しましたか?

非常に。それはもう本当に。まず男女のラブストーリーがそんなに思いつかないんです。単行本の「ハニー・クレイ・マイハニー」を読んでくださった読者の方、編集の方はありがたいことに私にラブストーリーを期待してくださるんですけど、正直その期待には応えられないんですよ。本当に申し訳ないんですけど、読んでいた漫画や小説にそういった恋愛要素がなかったせいか、私の中にある引き出しにはそういった要素が全くないんですよ。だからもし可愛らしいラブコメみたいな作品を描かなくて済むなら生遠ざけて生きていきたいと思っているくらいなんです(笑)。

  • じゃあもう現代劇は描かないんですか?

今「Land」と「エビアンワンダー」(以下、「エビアン」)の両方を担当している編集さんからも現代劇を描いて欲しいって言われているんですけど、う~ん・・・、出来れば描きたくない、というより描けないと思うんですよ。ただファンタジーの物語を描いていく中でラブ要素を入れていくことはあると思うんです。やっぱり恋をしない人間がいないように、人を描くのに恋は外せないと思うんです。ただそこがメインになるかならないかだと思うんですけど。

Webだよ。

これは意外。私は最初に読んだのが『チカマニアックス』だったので、現代劇がメイン(かつエロマンガ)の人だと思っていました。


また、「中央線チャンネル」「ひとはだスパイラル」を見てすごい毒舌だと思っていたので、WebサイトのBBSやブログでの温和な先生を見ていると変な汗が出てきます(笑)。ですがこれは、ランドリを描く際の心構えなのでしょう。

担当さんとは他人の足を引っ張ってドラマを盛り上げるのはやめようと話しています。より努力して勝ち盛り上がるのは良いけれどマイナスイメージで話を盛り上げるのはやめようと。

はてなダイアリー

なにかをおとして↓なにかをあげない↑。

IIS 8.5 エラーの詳細 - 404.0 - Not Found

タイトルの由来

Landreaallという造語について。

よく聞かれるんですけど、さしたる理由はないんですよ。「land」と「reaall」っていう言葉を組み合わせているんですが、「reaall」は造語のようなものなので。でも物語を進めていくと、この名前にすごく意味があったりする…かも?(笑) 「ランドリ」の言葉は全体的に音を重視して作っていて、英語とかみんなが知っている耳触りのよい言葉も使うんですが、オリジナルの言葉もフェイクとして混ぜているんです。ただ国の名称とか同人誌時代につけた名前には、深く考えず、本当に音だけで作ったものも多いんですが(笑)。

「ぱふ」でのインタビューではこうなっていましたが、「Webだよ」では以下のように語っていました。

LandとReaallを合わせた言葉なんですけど、音をすごく優先して考えた言葉なんです。いつも最初に音を考えているんですけど、まずReaallという言葉をネットで見つけてこれを使おうと候補の中に入れていたんですよ。それからReaallの前に出る単語を担当さんと相談していって決めたのが「Land」だったんです。物語の背景としてDXが住んでいる街、両親が治めている街は朽ちた竜が復活することによって、汚染され、モンスターが増えてきて、住みづらい街になってきていたんですけど、DXマリオンを助けるために竜を倒したことによって、街が、土地が再生したんですね。 DXの目的は単純に好きな人を助けたいだけで、土地が浄化、再生するのはあくまでも結果の話なんですけど、タイトルが大地を自分たちの手で取り戻すみたいな意味にも取れるんですごく良かったなと思っています。

Webだよ。

そういえば、クレシェンドマリオン前編(cm1)で、モブのセリフに「地中海か アフリカかい」というのがあり、いきなり実在の地名が出てきて面食らったのですが、同人時代には地名について深く考えてなかったそうなので、ランドリの世界に地中海やアフリカが存在するとは考えなくてよさそうです。


シェアード・ワールド

  • Landreaall』は何巻で終わらせるとか考えていますか。

いえ。許される限りずっと描けますよ。この先、例えば主人公がいなくなった状態での話も考えています。おもしろいですよ。

  • いつかオムニバス『Landreaall』が読める?

そう、SF小説でひとつの世界をいろいろな作家がそれぞれの視点で描くというのがありますよね。それをやりたかったのかも。私は『Landreaall』の世界の話をほかの作家さんが描いてくれてもぜんぜんO.Kなんですが(笑)。

はてなダイアリー

ゼロサム増刊号で、DXの登場しないアカデミー騎士団番外編が描かれていますが、これはオムニバスだといえるかもしれません。

ひとつの世界をいろいろな作家が描くことを「シェアード・ワールド」と言います。まあ、“公式アンソロ”みたいなもんですね。


「エビアンワンダー」と「歌う船」

「ぱふ」のインタビューで、オススメの作品として『歌う船』が挙げられていました。

最初の冊を読んでみました*1が、「エビアンワンダー」と共通するところがあると思いました。

エビアンワンダー歌う船
悪魔への返済サイボーグ化費用の返済
銀符脳(ブレイン)
侍符(カラムス)筋肉(ブローン)
フレデリカとフェイヘルヴァとパロラン
歌う船 (創元SF文庫 (683-1))

歌う船 (創元SF文庫 (683-1))

また「歌う船」シリーズはシェアード・ワールドとなっています。

アン・マキャフリーが世界観を作って、他の作家がその設定を使って描いた作品がシリーズになってる。個人的に、マーセデス・ラッキーの書いた2冊目がダントツに好きです。


「皇国の守護者」とLandreaall

『皇国の守護者』

ほんとにおもしろいです。毎月楽しみにしています。主人公が良いですよ。萌えますね(笑)。黒目がちっちゃくて、大河ドラマ的な作品が好きなんですよ。

はてなダイアリー

最近になってマンガ版「皇国の守護者」を読みましたが、この作品にもLandreaallと通じるものがありますね。

大河ファンタジーであること。

近代的ではあるが、厳格な階級制度が残存する社会であること。

幻想生物との契約が国家の成立に大きな影響を及ぼしていること。

でかいネコが出ること。*2

酷使しすぎて通信兵がぶっ倒れること。(アカデミー騎士団編は戦記モノということで、影響を受けているような気がします。)

あと、羽鳥守人はレイサークと似てますよねたぶん。

なにより、有能な人間がパキパキ話しを進めていく雰囲気が似ています。

ランドリがシェアード・ワールド化される際はぜひ参加して欲しい人ですね。

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (2) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (2) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (3) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (3) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (4) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (4) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)


芸風の類似

好きな作品が、なんか自分の芸風と似てるかな~?と思うことが時々あります、マンガでも映画でも小説でもあるし、年齢性別も国も関係ないので、表現方法には関係なく、作る世界の根幹の部分に何か共通点があるのかなー?自分が作ってる「これなら楽しんでもらえるかな」っていうものも、つきつめれば自分が楽しいものなので、好きな作品と自分の作品が「似てるかな~?」ってことになっちゃうんだと思います。

確かに、「歌う船」と「皇国の守護者」ともに、芸風に似たところがあると思いました。


性的な話

米倉先生とは同人誌時代に縁があり、ふたなり好きで意気投合しました(笑)。

はてなダイアリー

ふたなりで思い出しましたが、私はアニューラスバラライカはインターセクシャルであると予測しています*3。女性か男性かのどちらかである、というのがすでに先入観ですからね。

*1:「ぱふ」と緒に横浜市立中央図書館で借りた。

*2アンちゃんが新城直衛の顔芸をしながら「――疾走(はし)ろうかキルタンツス」とか言えば似合いそうだなー。

*3:だからPixivのブックマークコメントで「性別:アニューラス」とか書いてみた。ガンダムOO見て無いけど。

トラックバック - http://landreaall.g.hatena.ne.jp/toruot/20090307
 |